5月は外交官・黒田康作シリーズを楽しんだ月だった。面白い。まだまだ読みたい。
月の冊数としてもう少し読みたかったけれども。。。
現在36冊。
37冊目は博士の愛した数式
5月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2853
ナイス数:116ビジネス小説 もしも彼女が関ヶ原を戦ったらの感想
2025-036★★★★☆ 図書館で見かけて面白そうだったから。ビジネス小説とのことで、四箱思考やPDCAではなくOODAの解説があったりと、社会人の考え方も書かれている小説。そういうことを勉強するつもりじゃなかったので、単純に小説を楽しむ気分で読んだ。 ストーリーとしてみやびの立ち位置が少し無理やりだったけども、最後の結末まで、メタバースと現実をその先が気になるなと思ったところで場面切り替えが起こるので、すいすい読めた。
読了日:05月30日 著者:眞邊明人天使の報酬 外交官シリーズ (講談社文庫 し 42-26 外交官シリーズ)の感想
2025-035★★★★☆ アンダルシアが2作目と思ったら、こちらが2作目なのか。アメリカと日本が舞台の外交官・黒田康作シリーズ。 霞が関内のそれぞれの象徴の思惑、駆け引きがふんだんに書かれていて、非常にややこしい。商社から来た女性がずっと怪しいと思っいて、ほらっ!と思ったら、さらなるどんでん返しが残っていて、非常に楽しむことができた。
読了日:05月25日 著者:真保 裕一アンダルシア 外交官シリーズ (講談社文庫 し 42-27 外交官シリーズ)の感想
2025-034★★★★☆ アマルフィに続き読了。 黒田康作が黒田康作している作品。これの映画版とは結構話が違うのでは?でも面白かった。 事件が解決に向かうまでに、数回話がひっくり返される(嘘を白状する)、で最後の最後そこにつながるのかー、冒頭と最後の最後がそういった形で繋がるとは全く想像していなかった。
読了日:05月20日 著者:真保 裕一アマルフィ 外交官シリーズ (講談社文庫 し 42-18 外交官シリーズ)の感想
2025-033★★★★☆ 実写版は3回ほど見ていると思うくらい好きな作品。 実写版と同様、黒田康作の魅力的なキャラクターと事件の緊迫感が活字で読んでいても次々読みたくなる書き方で面白かった。 実写版の結末が曖昧だったけど、確かこれオチが違うよね? 小説版のほうが、リアリティがあると思う。
読了日:05月18日 著者:真保 裕一ことり (朝日文庫)の感想
2025-032★★★★☆最初、入り込めなくいながらも読み続けているといつのまにか終わったという感じ。p110の時点で小父さんは1人になった。お兄さんが亡くなり、司書とは会えなくなり、仕事も退職し、なにより幼稚園の小鳥の世話もできなくなった後はもうこのままと思った時に来たメジロ。きっとものすごく愛おしかったんだろうな。「湿布は乾き切って何の匂いもしてないことに、小父さんは気づいてもいなかった。」小父さんに限らず、人は生きがいとなるものがないとダメなんやろうなぁ。そういえば、ひとりも名前が出てこなかったな。
読了日:05月14日 著者:小川 洋子カフネの感想
2025-031 ★★★★☆ 本屋大賞受賞作。読書メーターさんのキャンペーンでいただいたコインでブックウォーカーで購入。 いろんな人の悲しい話が詰まった物語。笑顔やポジティブなリアクションをしていたとしてもその人の本当の気持ちはその人にしかわからない。本当にそうだし、春彦はどれほどのものを抱えていたのだろうか。愛されているのに本人は辛いというのは苦しいな。 そしてそのお姉さんである薫子は社会人歴の長さを使って色々と図々しいところが良かった笑 この作品は感想を書くのがむずかしい。でも良い作品だった。
読了日:05月06日 著者:阿部 暁子かばん屋の相続 (文春文庫 い 64-5)の感想
2025-030 ★★★☆☆ 久しぶりの著者の短編集。 全ての短編集が銀行(信用金庫)関係の短編集で、それぞれが簡潔かつ、いつもの通りオチまで流れが面白い。 10年目のクリスマス→10年前の取引先の不正に気づくも、当時の自分の未熟さや、同情、バンカーとしての葛藤の物語。セールストーク→支店長の不正を暴く同著者といえばなお話。痛快。手形の行方→手形や小切手を紛失したら血の気が引きそう…これはかわいそうな話だ。 芥のごとく→破産の話、現実にもあるのだろうな。妻の元カレ→成功とは。かばん屋の相続→これも痛快型。
読了日:05月02日 著者:池井戸 潤
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