写真と文具

写真多め、文具ほどほど

2016年2月の読書メーター

もうペースが落ちてる。手段が目的化せぬように。

電車では特に他のことより読書優先を心掛けたい。

 

今月は

資本主義という謎 (NHK出版新書 400)

何者 (新潮文庫)

家日和 (集英社文庫)

が面白かった。

資本主義という謎に関しては、歴史の転換期には経済的に利子率が低下(2%以下に)し利子率革命が起きて、時代が変遷する。陸の時代→海の時代という変遷をたどっている。転換点では利子率の低下が起こっていると。今まさに低利であるというよりむしろマイナス金利が導入されたがこれはいかに、とこのあたりのことが分からないから読みたいな。

 

何者はツイッター等のSNS世代の就活を通した人間模様。あー、こんな人いると思うし自分もこうしてたとか、著者の朝井リョウさんはすごく心情を表現するのがうまいと思う。

 

家日和はあるあるな家庭の話なのかな、主婦がオークションにはまったり、別居から自分の城を築く夫等の短編集。

 

 

 

2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2000ページ
ナイス数:79ナイス

何者何者感想
★★★★☆ 心情を読むのも表現するのもとてもうまいな、すごい。 大学生の意識高い系の○○な人、それをみて主人公のようにしている人、どっちも当たり前にいるよな。みんな気づいていてみんな気づいていないのだろう。
読了日:2月29日 著者:朝井リョウ
【完全ガイドシリーズ073】文房具完全ガイド (100%ムックシリーズ)【完全ガイドシリーズ073】文房具完全ガイド (100%ムックシリーズ)感想
★★★★☆ 久しぶりに文具欲が!
読了日:2月29日 著者:
人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)感想
★★☆☆☆忙しいから忙しいからっていうのがちょっと。手帳持たない、何かあれば会社に確認すればいいってのは誰でもできないと思うのだが。世界史、年金等わかりやすい解説もあったので、気になるところあるとなんとも言えなくなる。勝手に勘違いだが、国語の先生の出口さんだと思って買っちゃった。
読了日:2月28日 著者:出口治明
資本主義という謎 (NHK出版新書 400)資本主義という謎 (NHK出版新書 400)感想
★★★★☆ 面白かった。経済と世界史はもっと勉強したいとおもうが、たまにそのジャンルの本を読むぐらいしかできていない。 100億円の所得のある人は給与ではなく、株式譲渡所得が9割をしめています。株式保有がお金持ちに偏っていることや、分離課税となっている金融所得に軽減課税している実態をまずぜせいしなければなりません。再配分政策に否定的な人はこうした得点に焦点が当たるのを避けているのではと勘ぐりたくもなります。
読了日:2月26日 著者:水野和夫,大澤真幸
家日和 (集英社文庫)家日和 (集英社文庫)感想
★★★★★ 短編でこんなにも先が知りたくなる作品ばかりとは。 インターネットオークションにはまる妻。ついには夫のものを無断で・・・ 会社が倒産して主夫になる夫。意外にも夫は家事が好きで妻は仕事が好きだったりする。家においでよ。別居によって新たに作り出される自分の王国。それを知ることでまた二人が初心に帰る。内職をしている主婦の妄想。勝手に新たな事業に乗り出す夫。N木賞を取ったことでロハスな生活が始まった家庭での苦悩 ここが青山は特に面白くて長編で書いてほしいなと思ってみたり。とにかく楽しめて読めた。
読了日:2月15日 著者:奥田英朗
掟上今日子の退職願掟上今日子の退職願感想
★★★☆☆どちらかというと中長編の方が好きかも。あとやくすけくんが出てこないと面白さが減る気がする。
読了日:2月6日 著者:西尾維新,VOFAN
本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 (SB新書)本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 (SB新書)感想
★★★☆☆ さっと読める。結局言い訳、変なプライドとか特別なことはそこまでせずに。ということか。
読了日:2月3日 著者:堀江貴文
シューマンの指 (100周年書き下ろし)シューマンの指 (100周年書き下ろし)感想
★★★★☆えっ?まさか。という感じに最後に急にあんな感じになるとは。ネタバレ↓結局主人公の妄想、フィクションで出来上がったまさと(まさと=主人公)。最後の妹の手紙で脳内でまだ整理しきれていなかったのにこれで余計にわからなくなった気がする。
読了日:2月2日 著者:奥泉光

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